ウェブカレは、女性の癒しをテーマとしたSNSだ。2次元のキャラクターである「カレ」との会話のほか、ミニブログ「ミニログ」や「お絵かきBBS」などの機能を備えており、ほかのユーザーとコミュニケーションをとることも可能。ブログパーツとして、ウェブカレをユーザー自身のブログに貼り付けることもできる。この「ウェブカレ-素敵ボーイズとラブな乙女達の物語-」、SNSと、女の子が主人公の恋愛シミュレーションゲーム・通称乙女ゲーをドッキングした変り種Webサービスのようです。
開始5日でウェブカレの会員数が1万人を超えたとのことでなかなかの盛況ぶりだとか。
電車男のヒットあたりからメイドさんなどをはじめとしたオタク文化が普通にテレビでおもしろおかしく紹介されたりして、その流れで、女性のオタクの嗜好の一形態である「ボーイズラブ」及びそれらを好む人種「腐女子」という言葉が随分一般に浸透したように思います。
さて、ここから本題。
タイトルにもしましたが、ウェブカレにつけられた「素敵ボーイズとラブな乙女達の物語」という副題にどうも違和感を感じてしまいます。
「ラブな」って何?
好きなものを頭につけて、「○○ラブな」という用法はされていますが、ウェブカレ副題のように単品で形容動詞的な使われ方をしているシーンを他に見たことがありません。といっても、自分が見たことがないことを根拠に奇妙であると傲慢にも断じようというのではなく、私はこの副題に、SEO的な裏の狙いを感じましたという話。
「素敵ボーイズとラブな乙女達の物語」、分解して組み替えると先に述べた「ボーイズラブ」という単語が現れますよね。
サービス名の副題ですから、SEO的に重要キーワードになることは間違いないわけで、ゆくゆくはこのSNS、「ボーイズラブ」という検索キーワードでもヒットするようになることでしょう。
しかしながら、このサービスはユーザーである女性と、ゲーム(仮)内の男性が擬似恋愛を楽しむものであり、男性同士の同性愛を扱ったボーイズラブとは今のところ全くの別物です。ちょっと釣り臭くて嫌な感じですが、乙女ゲープレイヤーと腐女子という2つのユーザー層は重複してる部分もあるので、マーケティング戦法としてはこういうのもアリなのかな?
大人って汚い!って思う反面、ちょっと勉強になりました。…応用例がすぐには思い浮かばないけど。
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